起立性調節障害で一時は寝たきりだった娘が留学へ行ったお話

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受験の時は起きて試験会場に行けるかどうか心配していたことが嘘のように大学生になり元気になった娘。しかもせっかく起きれるようになったからと早朝バイトを始め、一人暮らしで慣れない家事もこなしながら、学校もサークルもバイトも頑張っていました。

そのような中、春休みに留学に行きたいと相談されました。もちろんひとり親でいただいている奨学金もあれば、借りている奨学金もある身としては経済的には大変ですが、これまでの中学や高校で思い通りの学生生活を送れなかったことを知っているので、何としてもやりたいと思ったことはやらせてあげたいと思いました。

親戚からの援助もあり、なんとか行かせてあげることができました。

一人暮らしなので準備も自分で全てやっていました。
パスポートを取ったり、スーツケースや持っていくものを準備したり、ホームステイ先へのお土産など必要ならば行ったこともない街へ出掛けていたようです。

1ヶ月半の短期留学ではありますが、4年くらいほとんど引きこもりどころか寝たきり状態だった娘が外国へ出発しました。滞在に必要なものをスーツケースいっぱいに詰め、電車を乗り継ぎ空港まで自分の力で行き、出発していったと思うとあえて見送りには行きませんでしたが、とても感慨深かったです。

最近は海外でもSIM Wifiを繋いでLINE通話で普通に話ができるので、時々繋いで現状を教えてくれました。1ヶ月半の間、体調も変化なく過ごせ、大学へ通ったり観光地へ行ったり様々な貴重な経験をすることができたようです。帰国後もSNSで繋がり交流を深めているようです。また、大学に通った同時期の日本からの留学生は全国各地の大学生でここでも知り合いができたことをとても喜んでいました。

いずれにせよ時差や食事の違いから体調を崩さないか、お店の人などとも日本で話すことをあまり好まないのに海外で生活できるのかと心配していましたが、私のそんな心配は全く無駄となり元気に楽しく過ごして帰国することができました。本当に色々な方面に感謝しかありません。

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