起立性調節障害で中2から5年間寝たきりだった娘の東京での一人暮らし大学生活

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娘の現在の状況

娘が寝たきりで学校にも行くことができなかったいわゆる不登校だと知っている人にとって娘の大学生活(東京での一人暮らし)はとても興味深いようでよく今どうしてるか聞かれます。おそらくまた通えなくなってるのでは・・・という答えを待たれていたりもします。

でもその期待とは全く逆で、答えは単純です。

「とても元気で動けなかったことが嘘のように暮らしています。」といつも答えています。

それは世間一般の不登校のイメージからは想像もつかないことなのかもしれないけれど、本当のことです。近くで見ている私からすれば、自分の居場所を見つけられたら動き出せるのだということを実感しています。

東京での一人暮らし生活

自分で選んだ東京での一人暮らしかつ自分の第一志望の大学。これは本当に大事だったのだと今実感しています。

普通にこれまでも元気に暮らして一人暮らししている子でも学校にアルバイト、サークルに自炊となるとなかなか難しいしどこか手を抜いてしまうところだと思うのですが、娘はまたここでも真面目で、全てに全力投球で頑張っています。

サークル活動

最初にサークル活動しかも吹奏楽サークルなので全体の練習も個人の練習もとなると結構な時間を費やすサークルに自ら選んで所属しました。そのサークルも休んでもいいよと先輩に言われるくらい参加しているそうです。

アルバイト

アルバイトはしばらく無理かなとも思っていたけれど、授業のペースをつかみ出した5月末にはアルバイトを探し、面接も受け、研修期間も無事終え、夏休みを終えた今現在やり続けています。これは本当に驚いています。しかも、最も苦手とするような接客業なので、嫌だったら別にアルバイトだから辞めてもいいんだよと思わず言ってしまうほど頑張っています。東京へ行って何がどう変わったか母である私にもわからないくらいの変貌ぶりです。

家事・自炊

そして、家事。一人暮らしで自炊するのは本当に大変だけれど、奨学金をもらったり、借りたりの立場なので出来る限り節約で暮らしています。一緒に暮らしている時は全くと言って良いほど手伝いなどしなかったけれど、私が作っていた料理をマネして作っていてそれを作った報告を受けとても喜んでいます。今はYouTubeなどでも簡単に作れる料理などもたくさん紹介されているようで、それを見て作ったりもしているようで、美味しそうにできたら写真を送ってくれます。健康にも良いし、節約にもなるので是非頑張って欲しいです。

学業

大学生として勉強はとても大切ですが、ついついサボりがちなのもわかるところです。しかし娘は奨学生として奨学金を頂いているので学業に励まねばと意識も高く、私のこれまで知っている大学生の中では勉強を頑張っている方だと思います。自ら進んで英検やTOEICなどを受けたり、第二外国語の検定も受験しようと企んでいるようです。おかげで、私立大学の最高峰と言われる大学の英語の授業でA+をいただきこれまで以上に自信をつけています。アルバイト先でも外国人のお客様が来られた時、店長にも頼りにされるようでより自信につながっているようです。

居場所があること

こうして自分の居場所をついに見つけた娘はこれまでのことが嘘のように元気に精力的に自ら動いて元気に1年生の後半を迎えることができました。大学で出会った友達、サークルの皆様、バイト先の皆様には感謝してもしきれません。皆様がまだまだ未熟な娘を受け入れてくださったおかげで少しずつ自信を取り戻し元気に社会生活を送れるようになったのだと思います。それと同時に自分に合った居場所に所属することの大切さを思い知りました。人は自分の居場所を見つけられたら元気になれる。それに尽きると思います。

今自分の居場所を見つけることができていなくても何かをきっかけに見つけられることもあります。人の意見に影響されるだけでなく、自分を見つめ自分の価値観で進むことが重要なのかと思います。

今苦しんでいる人も少しでも楽に暮らすことができますように…

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