先日高校の同窓会があり、久しぶりに参加してきました。
10年前くらいから年に1度くらいのペースで集まれる人で集まろうと開催されていたのですが、コロナ禍となりしばらく開催されず、久しぶりに集まる事になりました。前回開催された頃、ちょうど娘が学校に行けたり、行けなかったりの頃。同年代の子供を持つ人が多いので、少し話もしていたけれど、その後会う機会を持たない間に、娘はより学校に行けず、高校受験も内申点がない状態で納得できる高校へ行くこともできないと通信制高校を選ぶも馴染むことなく中退。その後、スタサプで独学して高卒認定に合格し、大学受験を目指すことになりました。
同窓会で順番に近況報告することになりました。それぞれ自分のこと、子供のこと、親の介護のことなど話しました。高校時代から今までなんとなくのそれぞれの人生の流れを知っている同級生なので悩みも良かったことも言い合える関係性。高校時代からどんな人も受け入れてくれるようなクラスで歳を重ねて高校時代以上にそれぞれがいろいろな立場になっても変わらず付き合えるありがたい関係を保っている。
私は娘が起立性調節障害で学校に行けなかったこと、その後独学で高卒認定を合格し、浪人はしたものの大学も第一志望を合格し現在東京で一人暮らししていること。その間にどうしても許せないことがあり夫とは離婚したことを話しました。
その後、「実はうちも・・・中学時代いけてなくて・・・」と声を掛けて打ち明けてくれた人がいました。娘より2年上のようで、本当に色々悩んだけれど、今は元気に大学生をしているとのことで、状況も今の状態もすごく似ていた。もっと早くに知っていたら、お互い相談できて少しは楽だったかも…と話した。
子供が学校に行けなくなると今まで付き合いのあったママ友とも疎遠になり、身内ですらわかってもらえなかったり親も社会から疎外感を感じることが多い。私は娘が今元気になったからみんなの前でこれまでのことを話せたけれど、不登校真っ最中の時に同窓会が開催されていたとしても参加できる気分になれなかったように思う。でも、最近の状況を見ていると同じ年頃の子供がいる集まりにはたいてい同じような状況の家庭があるように思う。現に娘の状況を話すようになって半年くらいですが、実はうちも・・・という人を4人聞いている。原因は様々とはいえ学校に行けなくなっている子供が本当に多いのだと思う。
もっと学校に行けなくなった子を持つ親が臆することなくそのことを話せる状態であれば互いに悩みを共有したり、アドバイスし合えたりするのではないか。
今の学校に行けなくなってしまうのはおかしい事ではない。
今学校に行けている子もいつ学校に行けなくなるかわからないくらい今の学校はおかしなところが多いようにも思える。
学校に行けていても行けていなくてもどっちでもいい。
そう思えない人たちがいるから、打ち明けて話しにくい。
学校に行けていない子の親ももっと積極的にそのことを話しやすい環境になりますように・・・
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